のんびりとした「北海道&東日本」の旅

街中の喧騒を忘れ、のんびりとした電車の旅に出かけてみませんか。時間が持て余すほどあり、
お金がない人にとっては、格安アイテムがあるのです。
それは、JR北海道とJR東日本が発売している「北海道&東日本パス」で北海道・東日本エリアの普通列車が乗り放題となります。

北海道&東日本パスの特徴とは

毎年、青春18きっぷと同じ時期に、春季・夏季・冬季の年3回発売され、JR北海道・JR東日本の普通列車と快速列車、
そしてBRTが乗り放題にるオトクな切符です。発売場所は主に、JRの主要な駅に設置されている特急券も取り扱っている券売機・みどりの窓口・びゅうプラザ窓口や主な旅行会社の窓口です。

気になる発売・利用期間とお値段は、次の表のとおりになります。
     
シーズン 発売期間 利用期間
春季 2018年2月20日(火)から2018年4月16日(月)まで
2018年3月 1日(木)から2018年4月22日(日)まで

夏季 2018年6月20日(水)から2018年9月24日(月)まで
2018年7月 1日(日)から2018年9月30日(日)まで

冬季 2018年12月1日(土)から2019年 1月4日(金)まで
2018年12月10日(月)から2019年 1月10日(木)まで

設定区間 お値段(大人) お値段(小児) 有効期間
北海道&東日本パス
フリーエリア 10850 5420 7日間

なんと、1日当たり1,550円と破格的な安さなのです。
このお得な北海道&東日本パスを有効に利用したい時は、実際に利用を始めたい曜
日とカレンダーの並びは、旅の計画を立てる前にチェックしておきたい部分です。

ここで、行程やスケジュールと行ってみたい観光・グルメスポットなどを具体的に決めておくのです。
筆者も、この切符を買ってみたものの、事前に計画を立てていなかったため、寄りたいスポットがあいにく休みであったり、
途中で体調を崩してしまい、予定を急きょ変更して早めに切り上げてしまい、元を取れなかった苦い経験があるからです。

その理由には、青春18きっぷとの違いで、「利用開始日を指定」するルールがあるのです。
ですので、せっかくの旅行中に体調なんて崩してしまったら、計画そのものが台無しになってしまいます。
北海道&東日本パスの特徴には、移動中はとにかく普通列車に長く乗り続けるので、 万全な体調は必須項目です。
  
もし、旅行に出発する前日に風邪などを引いてしまった場合は、出発日を1週間先延したりするほどです。

きっぷを購入する前に足慣らしを

フリー切符の魅力は、安い交通費で遠くへ行けるのがメリットですが、今まで一度も普通列車のみで出掛けたこともない人が、いきなり遠くへ行こう欲張ると、途中で体調を崩したり、旅の途中で悪天候に見舞われたりと、思わぬトラブルが起きやすいものです。

遠くへ出かける前に、一度休日お出かけパス(東京近郊:お値段2,670円)などて、足慣らしをしてから、出かけると良いかもしれません。
ちなみに、この切符を利用して、東京駅出発の場合で、元も取れ1日中楽しめる代表的な駅は、駅伝や温泉でも有名な箱根の玄関口でもある小田原駅です。
駅の周辺には、小田原城や北条氏政・氏照の墓所をはじめ、見どころが点在しています。

また、近海で獲れた新鮮な魚介類をふんだんに用いた魚料理店・すし屋・ラーメン店などが立ち並んでいるので、グルメ好きにとってはたまりません。筆者も、箱根湯本温泉に行く前には、必ずと言っていいほど途中下車し、小田原グルメを堪能するのです。手軽に小田原グルメを楽しみたいのであれば、駅から目と鼻の先にある和風・古風の外観でも特徴的な、蕎麦の寿庵がオススメです。

ちなみに、東北地方在住なので、この切符を使う2~3週間前には、足慣らしのため、小さなホリデーパスを利用して、美肌系温泉としても知られている鳴子温泉に行き、温泉と現地グルメを堪能するのです。

旅に行く時に知っていると便利な施設 

・コインランドリーのあるカプセルホテル

北海道&東日本パスを利用した旅は、長距離を移動するので、とにかく体力勝負です。
普段と比べて多くの持ち物を携行するので、余りにも荷物が多すぎると移動するだけでも大変です。
コインランドリーがあれば、極端な話、着替えはたったの1回分準備すれば、着回しもできるので、その分荷物も少なくなりますよ。  
  
・インターネットカフェ
    
旅の途中では、電車が悪天候で運休になったり、事故などで遅れてしまうことは、日常茶飯事です。
そこで、知っておくと便利なのは、現地のインターネットカフェです。万が一、予定が狂ってしまった場合の宿場としても利用できるので、大変重宝します。筆者はこの切符を利用する時は、神奈川県に出かけることが多いので、主な駅の近くにあるインターネットカフェの会員になっています。
ちなみに、筆者がネットカフェの会員になっている主な最寄り駅は、郡山駅(福島
 県)・宇都宮駅(栃木県)・赤羽駅(東京都北区)・日暮里駅(東京都荒川区)です。

  トラブル以外にも、旅の途中で疲れが出てきた時でも、安価で気軽に利用できるの
 で、あまりお金がなくても向いていますね。

 ・日帰りスーパー銭湯

  旅の途中で、ふとお風呂に入りたくなったことはありませんか。
  そんな時に知っていると便利なのが、現地の日帰りスーパー銭湯です。
  最大の特徴は、大抵の施設が1,000円札1枚でお釣りが来る入浴料なので、ちょっ
 と疲れが出てきた頃に広いお風呂に浸かる爽快感は最高ですね。
  また、施設によっては横になれる仮眠スペースもあるため、色々と役に立っていま
 すよ。
   
旅の時に持って行くと便利なもの 

・スマートフォン
 
これは、必需品ですね。例えば、現地のグルメを調べたい時や、乗り換え時間や接続駅を調べたい時に必要になります。
手元にあるだけでも、暇を持て余すことがありませんので、あらゆる場面で役にたちます。ビデオカメラの機能もあるので、撮影しておき、TVで見たい際にはカセットテープデジタル化屋さんを利用するのもいいでしょう。

 
・小型サイズのモバイルパソコン

特に、SNSやブログを構築している人にとっては、持っているととても便利なアイテムです。やはり、ライティングをする時は、キーボードがあると便利ですしね。あくまでも、外出用なのでメモリ容量が多いハイスペックのマシンは必要ありません。メモリ容量は8Gあれば充分だと思います。
 
・自前タオル
   
旅の時に持って行くと役に立つのが、タオルです。夏の炎天下の時は、汗が滝のように流れますので、携行して行くと何かと役に立ちます。
また、旅の途中でお風呂に入りたくなった時には重宝します。温泉地でも、宿泊施設ならタオルは付いてくることが多いですが、共同浴場では置いていないことも多いので、持参していけば無駄な出費をしなくても済みますよ。
  
 
まとめ

これから夏にかけては、旅行シーズン本番到来。新幹線を利用して遠くに出かける旅も楽しいですが、「北海道&東日本パス」は、
途中で気になった駅を見かけては、途中下車してふらりと散策するのが、この旅ならではの魅力なのです。
時には、忙しい日々を忘れ、のんびりとした旅をするのも、旅先での発見や出会いなど、普段では中々できないことも体験できるのが、普通列車の旅ならではの魅力なのです。